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日本人の健康習慣には、「一無(無煙)、二少(少食・少酒)、三多(多動・多休・多接)」が最適−。
東京慈恵会医科大総合健診・予防医学センターの和田高士教授が7年間、人間ドックを受けた約9500人を追跡調査しましたところ、日本生活習慣病予防協会理事長、池田義雄氏の提唱する健康習慣が、従来の健康習慣と比べてメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の発症をより効果的に減らすことが分かった。調査結果は5月、日本内科学会の英文誌「INTERNAL MEDICINE」にも掲載されました。
従来、重要視され国内でも広く紹介されてきた「7つの健康習慣」は、米国カリフォルニア大教授、レスター・ブレスロー氏が提唱しました。1965年とかなり早い時期に生活習慣に着目し、よい生活習慣を送っています人ほど死亡率が低いことを発表、今でも厚生労働省のホームページで改変しましたものが記載されています。
その後、昭和62年に大阪大大学院教授の森本兼曩(かねひさ)氏が日本人を対象にストレスを加えた新たな「8つの健康習慣」を、平成3年には池田氏が「一無・二少・三多」をそれぞれ提唱しました。
池田氏が提唱する健康習慣の「一無(無煙)」はたばこのない生活。「二少(少食・少酒)」は、食事量と飲酒量は少なめの腹8分。「三多(多動・多休・多接)」の多動は身体を「できるだけ動かす」ことで、多休は休息・睡眠を十分とり、心身ともにリフレッシュ。「睡眠時間」の規定はせず、休憩や仕事をしない休日を十分取る。多接は趣味などで多くの人や物と接し、ストレスを発散すること。
和田教授らは、ブレスロー、森本、池田3氏の健康習慣がメタボ予防にどの程度の効果があるか検証しました。主に人間ドックを行なう施設で平成12年から19年まで、男性6700人、女性2800人を対象に、3種類の健康習慣計21項目で調査。調査内容は健康習慣の実行数によって、「少実践」「中実践」「多実践」に分け、診断基準に沿ってメタボの発症率を探っってみました。
その結果、女性では3つの健康習慣で、いずれも多く実践していますほどメタボ発症の抑制がみられたのです。
特に池田氏の習慣では、少実践群と多実践群での発症の差異が顕著でした。
ところが、男性はブレスロー、森本両氏の健康習慣で、中実践群より多実践群のほうがメタボ発症率が高かい傾向を示しました。両氏の健康習慣をより多く実践してもメタボ発症の抑制効果はなく、むしろ増加するという思いがけない結果となった。これに対し、池田氏の健康習慣だけが実践数に比例してメタボ発症の抑制が見られ、きれいな右肩下がりの下降線を描いたのです。
和田教授によると、ブレスロー氏の健康習慣で気になる点は「定期的に激しい運動をする」こと。
激しくないと効果がないのでしょうか?
また、「飲酒量は4本以下まで」としていますが、日本人で4本はかなり多いのです。
森本氏の健康習慣はブレスロー氏とよく似ており、ストレス項目も含まれ、より現代にマッチしています。
しかし、「睡眠時間7〜8時間」という規定は必ずしもあてはまりません。
一方、池田氏はストレスとは謳っていないものの、「多接」で悩みを1人で抱え込まないことでメンタルトラブルの予防には有効といえそうです。
和田教授は「ブレスロー氏の健康習慣が日本人にとっても本当に有益なのか。多く実践しようがしまいが死亡率には影響がない」と指摘。その上で、今回の調査結果について、「一見よさそうな健康習慣もそれほど効果がなかった。現代人にとって、最少の内容で最大の効果を上げるという健康習慣が明確に提示できたのではないか」と話しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090601-00000561-san-soci
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の特定健診・保健指導(メタボ健診)が昨年4月に始まってから、1日に歩く歩数に注目が集まっているそうです。
一般的に生活習慣の改善として1日10,000歩歩くのが望ましいとよく言われますが、実際にどれくらい歩いているものなのでしょうか。
また、歩くことは健康を維持するうえでどのような効果があるのでしょうか。
歩数に対する関心の高まりは、豊富になった歩数計の種類にも表れています。
家電量販店の中には、歩数計がずらりと並ぶ売り場を設けている店舗もあって、売り場の担当者は「メタボ健診が始まってから売れ行きが良くなった。男性だけでなく、女性も買うようになったのが最近の傾向」と話しています。
ラジオや防犯ブザーといった付加機能を充実させたものだけでなく、携帯電話にあらかじめそのような機能が施されたものもあります。
歩数計が性別や世代を超えて浸透しつつあることを実感させられます。
私も実際に歩数計を身につけて約1週間、計測してみたところ、1日平均10,000歩前後でした。
厚生労働省の平成19年国民健康・栄養調査結果によると、日常生活での歩数の平均値(20歳以上)は男性7,321歩、女性6,267歩です。
デスクワークが中心の仕事にもかかわらず平均値を上回ったのは、歩いて頻繁に往復しなければならない社内の別の部署までの距離があることと、エレベータをあまり使用しなかったことが要因かもしれません。
ちなみに、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」の目標値は、男性9,200歩以上、女性8,300歩以上。厚労省の調査結果では、男性の71・3%、女性の73・0%がこの目標値に達していないのが現状です。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への関心が高まるなか、ダイエット食品などメタボ対策に効果がある市場も大きく拡大する見通しであることが富士経済(東京都中央区)の調べで明らかになりました。
外食・中食を含む食品や一般用医薬品など、調査した対策商品の市場規模は2007年の約1兆4000億円から、08年には前年比18.7%増の約1兆6613億円と大幅に増加するとの予測で、各商品ともそろって2けた増を達成する見込みなど、全商品の成長性が高いのも特徴です。
健康志向が一段と高まっていることを示すものともいえそうです。
各対策商品の08年出荷額見込みをみると、食品が19.1%増の1兆4580億円、外食・中食が33.1%増の209億円、一般用医薬品が15%増の284億円、衣類やフィットネスクラブなどのその他が13.7%増の1540億円と続きます。
食欲の秋到来!
メタボな人には、体重が増加しやすい季節がやってきました。
でも、秋の味覚を楽しみながらも、ダイエットや健康に役立つといった話があります。
それは、単に噛む力を養うだけ。
関連商品も今秋続々登場中です!
「しっかり噛むと脳の満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぐことができます。ダイエットが難しい人は、まず、噛むことを見直してはいかがですか?」というのは、和洋女子大学家政学群健康栄養学類の柳沢幸江教授。
20年以上も前に食物の固さと、人間の頬にある咀嚼(そしゃく)筋の活動量を測定し、「食物かみごたえ早見表」を作るなど「噛む」と健康を研究し続けています。
噛む効用は次の3つです。
(1)唾液が多く出ることで消化・吸収を助けると同時に、食物に含まれる細菌や発がん性物質を軽減する
(2)脳の満腹中枢を刺激し肥満を防ぐ
(3)脳の血流量が増え、記憶に関係する海馬という脳の一部の物質も増加する
「これまで高齢者の方や子ども向けの食育では、噛むことの効用を広めてきましたが、中高年の方々への啓蒙は抜け落ちています。噛むことの大切さを知っていただきたい」(柳沢教授)
「喫煙」が健康にとっていいことは、何ひとつありません。
今まで、リスクとして肺がんなどの呼吸器系の疾患が注目されてきましたが、最近は、喫煙が直接、動脈硬化に影響して脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などの強力なリスクとなることが認識されるようになってきました。
7月中旬に行われた「日本動脈硬化学会」でも、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)との関連を指摘する疫学的な報告が相次いで、喫煙がメタボリックシンドロームのリスクを倍増させることもわかってきました。
1990年代に、たばこの害についてまとめた米国の調査では、肺がん、喉頭(こうとう)がん、口腔(こうくう)がん、食道がん、膀胱がん、それに、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などに加え、心筋梗塞、狭心症などの冠動脈疾患の発症、さらに、あらゆる心血管病の死亡リスクとの因果関係が示されています。
そのため、日本のがん治療学会はじめ、呼吸器学会、循環器学会なども軒並み「禁煙宣言」をしていますが、動脈硬化に関連しても、日本動脈硬化学会では、「エビデンス(科学的証拠)レベルA」の扱いで「喫煙は冠動脈疾患、脳卒中の危険因子」と、うたっています。
こういう実態は、米・フラミンガム研究はじめ、いくつも報告されていますが、日本でも福岡・久山町研究で実証されています。
5万人以上を対象に追跡調査した「NIPPON DATA80」では、脳卒中死亡については、喫煙者は非喫煙者に対し、その相対危険度が、21本以上吸う人は2.17倍、冠動脈疾患(男性)死亡では、4.25倍でした。
ほかにも、「足の切断に至る閉鎖性動脈硬化症や手足のバージャー病(閉塞性血栓性血管炎)などに強く影響して、脳梗塞、くも膜下出血のリスクも高くなる」と指摘されています。
また、厚生労働省のコホート研究でも、くも膜下出血は非喫煙者の4倍のリスクとなるうえ、冠動脈疾患の発症危険度は、非喫煙者と比較して男性約4倍、女性約3倍となるといわれています。
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