治療技術が発達した現代でも、がんは依然としてきわめて死亡率の高い不治の病として恐れられています。
ところがなんと、食生活を改善し、運動を増やして体重を管理することで、一般的ながんの3割以上が予防可能だとする研究結果がイギリスとアメリカで、同時に発表されたのです。
この報告書は、「Policy and Action for Cancer Prevention(がん予防のための行動と指針)」として発表されました。
英国にある世界がん研究基金(World Cancer Research Fund、略称WCRF)と米国がん研究財団(American Institute for Cancer Research、略称AICR)が、米国や英国、ブラジル、中国で12種類のがんの罹患(りかん)率を分析し、まとめたものです。
報告書によると、これらのがんの3割以上が、栄養状態の改善、運動、そして肥満防止によって予防できる可能性があると明記されています。
ただしこの結果には、禁煙によるがん予防の効果は含まれていません。
喫煙だけでがんの原因の3割以上を占めていますから、禁煙も含めると、なんと6割のガンは予防できる計算になります。
この報告書では第一線のがん専門家ら23人がまとめた、約50項目の行動指針が示されています。
ごく一部を紹介しますと、
学校や職場の自動販売機から不健康な食品を撤去すること
政府が自転車専用道路や歩行者用道路を整備し運動を奨励すること
などと非常にかんたんな行動指針であります。
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